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『 黒娘 アウトサイダー・フィメール』牧野修 感想(ややねたばれ)

うわあえげつない。このハードル私にはちょっと高かった。

極端な性差別思想を持ち強姦殺人を続けている男達を、美女アトムとロリータ少女ウランが犯して殺してめっためたにする物語。勧善懲悪と思いきや、一番えげつないのがアトムとウランだったりする。なにがなんだか分からない構図だが、それもそのはずで、男達は秘密結社の構成員であり彼女は……という伝奇でもあるから。この伝奇サイドが垣間見えていなければ、興味よりしんどさのほうが勝ったかもしれない。
しかしがんばってハードルを越えた甲斐あって、島に渡って以降の終盤は好みで楽しめました。

アトム&ウランたん以外の女性では、グリーンドアのミル子がすごく良かった。緑色の扉は、わかるわかる!っていうのではないけれど、あー……なんか、うん。ていう私にとっての距離感が、ミル子への好意に繋がりました。これはサスペンス的な読み応えもあって良かったです。

 

 

黒娘 アウトサイダー・フィメール (講談社文庫)

黒娘 アウトサイダー・フィメール (講談社文庫)